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2004.01.27

【映画】シービスケット

 1月25日。寒いけれどよく晴れた日曜日の朝。終電を逃して渋谷のネットカフェで一夜を明かしたあとのさわやかな午前10時。渋東シネタワーで一番早くからやっている映画、なんていういい加減なチョイスでありました。
 映画館通いも長くなったけれど、映画館の中で競馬新聞を開いている人を見かけることは滅多にないわけで、それがあれほどの人数ともなるとなかなか驚異であった。
 というわけで、シービスケット、競馬の映画であります。ストーリーなど詳しいことは公式サイトのほうへ。
 泣きました。泣きっぱなしでした。アメリカの大恐慌の頃、景気が良かった頃もあり、悪かった頃もある。その時代の中で自動車に追いやられていく、旧時代の象徴としての美しい馬を中心として物語は流れていくのであった。
 あーまた泣きそう。なんつーかですね、たわいもないストーリーなのですよ。でも、おそらく観客が誰でも持っているであろう、郷愁って奴をですね、ぐっとつかんでぐりぐりとやられるわけですよ。
 だって、主人公が子供の頃に親と別れなきゃならなくなって、その別れ際に父親が「毎週電話する」っていって、それが反故にされるんですよ? つい想像しちゃうじゃないですか。毎週、電話の前でじっと待つ少年、なんて絵柄を。映画じゃそういう具体的なシーンはないんですけどね、なくても十分じゃないですか。つーかないんですよ、そういうシーンが! もう妄想で頭ぐるぐるですよ。悔しいことに、このエピソードはその後も回想されたりして再登場して、しかも親を恨んでいながら親を慕っているという主人公の心理もそれとなく描き込まれていたりして、そのたびに泣くんだ私は!
 こういうとてもずるいテクニックが随所に盛り込まれていて、バカな観客である私などはすっかり乗せられて泣きっぱなしになる映画だった。ぐずー。アカデミー賞の審査員が私並みに乗せられることを祈っております。

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